クロスバウンダリー 11 人と神社と運河をつなぐ
Crossboundary XI 
〜 make a ring by community, shrine and canal

      

中川運河助成事業ARToC10として開催される最後のクロスバウンダリーとなりました。
コンサートのメイン会場は、前回行ったCrossboundary XIIと同じ西宮神社となります。

今回は、オランダから音楽家をお招きして、境内に照らされる照明と共に再び幽玄な世界へ誘います。
その音楽が運河を超えて、
広見憩いの杜で流れ、映像とのインスタレーションとして広場を飾ります。

未だコロナ禍ではありますが、ようやく海外との扉も開かれましたので、開催に向けて準備しております。
音楽が運河にかかる架け橋となって、ヴィジュアルアートと共に辺り一帯をアートに巻き込んだスペクタクルな時間をお楽しみください。
公演時間は約60分、1日2回計4回の公演を行います。 

日 時:2022年9月24日(土) ① 18:00〜  ② 19:45〜 
                        25日(日) ③ 18:00〜  ④ 19:45〜
※ 開場時間は各30分前となります。

場 所:西宮神社(運河神社上ノ宮・名古屋市中川区月島町11-1)  <メインコンサート会場>
            広見憩いの杜 (露橋水処理センター施設内)   

入場料:各公演 1,000円 (学生半額・小学生以下無料※要保護者同伴・当日券は500円増)   


<プログラム>
雅楽「平調調子(ひょうぢょうのちょうし)」(笙)
セクエンツァVII (1969) / L. ベリオ (オーボエソロ)

(隙間の見えない)ディスタンス (1992) / L. コーンウェル (オーボエ・ダモーレ、笙ヴァージョン)
ブリージング・タイド (2010) / 藤倉 大 (オーボエ、笙)
ロコモーション・イン・ウォーター (2013) / 今井智景
ヴォクスマーナ (2018/2021) / 山本 哲也 (オーボエ・ダモーレ、笙ヴァージョン)

新作 (2021) / S. ピエリーニ (オーボエ、笙)

<Programme>
Japanese traditional music for sho solo
SequenzaVII for oboe solo by Luciano Berio
Distance but not as seen (1992) for oboe and sho by Lewis Cornwell
Breathing Tides for sho and oboe (2010) by Dai Fujikura
Locomotion in water for oboe solo (2013) by Chikage Imai
Vox Humana version for Oboe (Oboe d'amore) and Sho (2018/21) by Tetsuya Yamamoto
New work for oboe and sho by Stefano Pierini

エルネスト・ロンバウト 
(オーボエ奏者・アムステルダム音楽院教授・ウィーン市立音楽芸術大学
)

 アムステルダムのコンセルトヘボウでR. シュトラウスによるオーボエコンチェルトを演奏し、ソリストとしてデビュー。以来、ヴェネツィア・ビエンナーレ、アヴィニオン、ロサンゼルスの芸術祭や武生国際音楽祭、インパルスなどをはじめ、多くの音楽祭やコンサートホールから招待され演奏活動を行う。ルカ・フランチェスコ-二、ステファーノ・ベロンをはじめ多くの著名な作曲家達が彼のために作曲している。オランダの現代音楽シーンをリードするニュー・アンサンブルのメンバー。またアムステルダム音楽院とウィーン市立音楽芸術大学で教鞭をとり、ロンドン、グラーツ、リズボン、モスクワ、タシュケント、リヒテンシュタインにてマスタークラスを開講、後進指導にも力を入れている。コンセルトヘボウ室内オーケストラとの共演によるソロアルバムがデッカクラシックより発売中。

Naomi Sato by Takako Oishi

佐藤尚美 
(サクソフォーン、笙奏者
)

 東京芸術大学音楽学部器楽科卒業、アムステルダム音楽院大学院修了。 アムステルダム音楽院在学中にソクラテス奨学金にて、パリ高等音楽院に短期留学。ソリストとして第2回国際アドルフサックスコンクール、セミファイナリスト、第3回グスタフ・ブンカ国際サックスコンクール第3位。 室内楽の分野では第一回アルメーレ室内楽コンクール優勝、第4回グスタフブンカ国際サックス室内楽コンクール第3位(アムステルサクソフォーンクァルテット、2002年まで所属)。現在は、サックスのみならず、東京芸術大学在学中に学んだ笙、アムステルダム音楽院にて学んだ作曲、即興を使った音楽活動をヨーロッパを中心に展開中。 Estovest Festival、Ars Musica、 Royaumont Festivalなどにソリストとして出演。 オランダ現代音楽グループで、西洋と東洋の文化の融合から生まれる新しいサウンドを追求しているAtlas Ensemble(オランダ) のメンバーとして若い世代の作曲家に対するワークショップや新作の制作、公演に深く携わっている。 またヨーロッパの様々な劇場による音楽劇プロジェクトへの参加多数。2005年には、ハーバード大学、マサチューセッツ大学、ノースイースタン大学にレクチャーリサイタルに招聘。日本の伝統楽器や文化を通してみた、現代音楽に関するレクチャーを行った。2006年にメルボルン大学にて、2009年にカリフォルニア大学デイヴィス校にて、2011年にシカゴ大学にて、2013年にニューメキシコ大学、ブリガム・ヤング大学で同様のレクチャーと作曲家のためのワークショップを行った。 サクソフォーンを新井靖志、須川展也、富岡一男、アルノ・ボーンカンプ、クロード・ドゥラングルの各氏に師事。笙を石川高氏に、作曲をヴィム・ヘンデリクス氏に師事。

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